食べることから、人生が変わる! ケイシーとヨガの智慧に学ぶ「食と健康、食と霊性」

食べることから、人生が変わる!エドガー・ケイシーとヨガの智慧に学ぶ「食と健康、食と霊性」

「食べた後に、よいことがしたくなる食事。それが自分にとって本当によい食事です」

これは、西田普がヨガの師匠から教わった言葉です。

毎日、私たちが当たり前のようにいただいている食事。

何を食べるかによって、体調が変わる。心の状態も変わる。そして、魂の成長や人生そのものにも、影響していく可能性があります。

エドガー・ケイシーがすすめた食事法を実践し、心身に大きな変化を感じてきた西田普と田宮陽子。

今回は、二人がYouTubeライブで語った「食と健康、食と霊性」についてのお話を、対話形式でお届けします。

日本の神嘗祭に伝わる食への感謝、ケイシーの食事療法、ヨガの聖典が教える食べ物の三つの性質、そして日々の食事を神聖な祈りに変える方法まで。

食べることから、人生をもっと豊かにしていくためのヒントをご紹介します。


目次

10月の神嘗祭――いただいた命を、神様に捧げる

西田普:

今日は「食と健康、食と霊性」というテーマでお届けしたいと思います。

なぜ10月に食のお話をするかというと、この季節には「神嘗祭(かんなめさい)」があるんですね。

伊勢神宮で、その年に収穫された新しいお米を神様にお供えして、豊かな実りに感謝を捧げるお祭りです。

毎年10月15日から17日にかけて、重要な祭儀が行われます。

考えてみますと、私たちが今日いただいた食べ物も、一つ一つが命なんですよね。

植物さん、動物さん、お魚さん。

お水、大地、太陽のエネルギー。

そして食べ物を育てたり、運んだり、料理したりしてくださった人たち。

大きな大きな命の循環があって、食べ物が私たちの目の前に届いている。

一つの食べ物の中にも、さまざまな命のエネルギーやドラマがあるわけです。

では、その食べ物をどうやって料理して、どうやっていただくのか。

そして、いただいたものを使って、私たちは何をしていくのか。

ここがとても大切なところだと思うんですね。

僕は、食事をするときに、一つの意識を持っておくといいと教わってきました。

それは、**「自分という聖なるお社に、食べ物をお供えする」**という意識です。

自分という存在も、神様の命をいただいている神聖な存在。

そして、食べ物も神様からいただいた命です。

ですから、神様の命を、自分という聖なるお社にお供えさせていただく。

言ってみれば、**「神様を神様に捧げる」**というようなことなんですね。

こういう意識を持って食事をすることは、特に神嘗祭の季節には、素晴らしい開運の実践になるんじゃないかと思います。

料理をするときの心の状態も大切

西田:

食事について考えるときには、料理をする人の心の状態も大切なんですね。

僕のヨガのお師匠さんで、食の達人でもある先生がいらっしゃるのですが、以前こんなことをおっしゃっていました。

「すごく悲しいときや、怒っているとき、イライラしているときには料理をしません」

というんです。

料理をするときの意識が、食事にも関わってくるというお考えなんですね。

エドガー・ケイシーの食事法にも、感情が非常に高ぶっているときには、水以外の食事を控えるという教えがあります。

強い怒りや悲しみ、不安にとらわれているときには、消化の働きにも影響するという考え方なんですね。

食べるときの心の状態、料理をするときの心の状態、そして食べた後に活動するときの心の状態。

そうしたことが、全部つながっている。

日常生活の一つ一つが、神事(かみごと)になっていく。

そんな考え方もあるんですね。

実は、インドの聖典『バガヴァッド・ギーター』にも、これと響き合う教えがあります。

お供え物を捧げる行為も神聖なもの。

お供え物そのものも神聖なもの。

供犠の火も神聖なものであり、捧げる者も神聖な存在である。

すべてがブラフマン、神聖な実在であるという教えです。

こういう価値観を持っておくと、食べ物の一つ一つを、もっと大切に扱えるようになる気がするんです。

僕自身も、つい何かをしながら食べたり、よく噛まずに飲み込んでしまったりすることがあります。

そこは気をつけたいなと思っています。

ケイシー流のサラダを食べ続けて、体調が変わった

西田:

ここからは、僕が実際に取り組んで、体調が明らかによくなったと感じている食事法をご紹介したいと思います。

それが、エドガー・ケイシー流の食事療法です。

ケイシーは、お昼には新鮮な野菜サラダを食べましょう、とすすめています。

クレソン、セロリ、レタスといった葉物野菜ですね。

日本の場合は、ベビーリーフを使ってもいいでしょうし、僕は小松菜もよくいただいています。

青々として、パキッとした、シャリッとした、生命力あふれる葉物野菜。

それと、ニンジンを組み合わせるんです。

ケイシーは、こうした生野菜のサラダが「血液の浄化」に役立つと教えているんですね。

僕はこのケイシー流の食事を続けるようになって、非常に体調がよくなりました。

まず、疲れにくくなったんです。

以前は、お昼ご飯を食べた後、ほぼ必ずといっていいほど眠くなっていました。

それが、あまり眠くならなくなった。

食後も、そのまま淡々と活動できるようになったんですね。

それから、全体的にスタミナがアップしたというか、くたびれにくくなりました。

僕の場合は、お昼は生野菜のサラダ、夜は根菜類などの温野菜を中心に食べています。

ご飯やパンなどの糖質を摂る量も、以前より減りました。

お肉は、ヨガを始めてから長い間食べていなかったのですが、お魚をいただく量もだんだん減ってきました。

タンパク質は、納豆などの大豆食品や玄米などからも摂っています。

そういう食生活に変えていったら、体が非常に軽くなったんですね。

そして、何よりありがたかったのが、心の状態が以前より安定してきたことです。

以前は、怒りや落ち込みといった感情のパターンが、結構出てきていたんです。

自分の内側で、わーっと反応が起きるような感じですね。

それが、だんだん起きなくなってきた。

何か反応が起きそうになっても、早い段階で気づけるようになったんです。

「ああ、以前はこういう反応が結構あったんだな」

ということが、体の内側の感覚としてもわかるんですね。

不思議だなと思いました。

食事を変えたら、祈りや瞑想が楽しくなった

西田:

食べ物を変えると、心と体の状態が変わってくる。

それをここ数年、僕は実感してきたわけです。

そして、もう一つ不思議な変化がありました。

霊的成長のための取り組みを、以前よりも積極的にしたくなってきたんです。

僕は光田秀先生から、エドガー・ケイシーの教えを学ばせていただいています。

ケイシーの『神の探求』というテキストがありますよね。

実は僕も最初の頃、あのテキストを読んでいて、何が書いてあるのかよくわからないところがあったんです。

非常に素晴らしいことが書いてあるんですけれども、

「これはどういう意味なんだろう」

「どこから取り組んでいけばいいのかな」

そんな印象があったんですね。

ところが、だんだん変わってきたんです。

読んでいると、「ああ、これを実践したいな」と思うようになってきた。

祈りや瞑想も、以前より楽しくなりました。

霊的理想を実践する生き方へ、自然に心が向かうようになってきたんですね。

血液の状態が変わったからなのか、内分泌腺の働きなどが関係しているのか、詳しいことはわかりません。

ただ、自分の中では確かに、そうした変化を感じてきました。

僕がケイシーの食事法を始めた理由の一つには、病気の経験もあります。

以前、背中にデスモイド腫瘍ができたことがありまして、再発を防ぎたいという思いもあったんです。

その腫瘍が、小さくなってきた、という驚きの経過を見せてくれています。

これからどうなるかはわかりませんし、食事法との因果関係もわかりません。

ただ、そうした経過も含めて、僕自身は食事を変えることの可能性を感じています。

健康状態がよくなり、心が安定して、瞑想や祈りが楽しくなる。

これは本当にありがたいことだと思っています。

「食べた後に、よいことがしたくなる食事」が、本当によい食事

西田:

さて、ここからは、ヨガの世界で教わってきた食事の目的についてお話ししたいと思います。

食事をして、おいしいなあと満足する。

健康状態がよくなっていく。

それはもちろん素晴らしいことです。

そして、ヨガの教えでは、その先にある目的も大切にしているんですね。

僕は沖ヨガの佐藤松義先生から、以前、こんなことを教わりました。

「西田さん、自分にとってよい食事を見極める方法を教えますね。これは簡単なんですよ」

とおっしゃるんです。

自分の心と体、そして魂にとって、何がよい食事なのか。

どうやって見極めたらいいのでしょうか。

すると先生は、

「食べた後に、よいことがしたくなる食事。それが自分にとってよい食事なんですよ」

と教えてくださったんです。

ああ、なるほどなあと思いました。

食事をした後、心と体が爽やかになって、何かよいことがしたくなる。

人に親切にしたくなったり、仕事をしたくなったり、世の中のために働きたくなったりする。

それが、自分にとってよい食事なんですね。

反対に、食後に過度に眠くなるとか、イライラするとか、何となく気分がどよーんと沈んでくる。

そんなときは、自分にとって合わない食事をしている可能性もあるわけです。

もちろん、原因は食事だけとは限りません。

でも、食事を見直してみることで、変化が起きることもあると思うんですね。

僕は、この教えの中に、ヨガの目的が凝縮されているように感じました。

食事によって健康状態がよくなり、心も安定する。

そうすると、よいことがしたくなる。

人を愛し、誰かの役に立ち、自分の魂が望んでいることを実践していく。

ヨガは、よりよい生き方を探求し、究極的には解脱や神との合一、真我の実現へと向かう道でもあります。

その道を歩むために、食事が大切な役割を果たしてくれるわけですね。

しかも、食事は毎日するでしょう。

だから、毎日が実験の機会なんです。

「今日はこの食事をしたら、どんな感じになるだろう」

「昨日と比べて、体や心はどうだろう」

「食べた後、何かよいことがしたくなったかな」

そんなふうに観察していくことができる。

僕自身も、ケイシー流の食事を始めて1週間、2週間くらいすると、体調や心の状態に変化を感じるようになりました。

続けていくうちに、いらないこだわりや、自分が持っていた思い込みが、少しずつ外れていくような感覚もありました。

そして、瞑想が深まってきた。

祈りや霊的理想の実践が楽しくなってきた。

佐藤先生から教わった「食べた後によいことがしたくなる食事」という言葉は、今も僕の食生活の大切な指針になっています。

ヨガが教える食べ物の三つの性質――サットヴァ、ラジャス、タマス

西田:

この教えについて考えるときに、参考になるのが、ヨガの「三つのグナ」という考え方です。

グナというのは「性質」という意味ですね。

『バガヴァッド・ギーター』にも出てきます。

三つの性質とは、

サットヴァ(純質)、ラジャス(激質)、タマス(暗質)。

これは心の性質としても説明されますし、食べ物にも三つの性質があると教えられています。

詳しくお話しするとかなり長くなりますので、ここでは簡単にご紹介しますね。

まず、タマス。

これは、暗質と訳されます。

何となく、どよーんとしてくるような性質ですね。

怠け心が出てきたり、何もしたくなくなったり。

食べ物でいうと、古くなったもの、重すぎる食事、肉や魚などを過剰に食べることも、タマスを強めると教えられる場合があります。

食べた後に、

「ああ、何か重たいなあ」

「もう何もしたくないなあ」

という感じになる。

そんなときは、タマスの性質が強くなっているのかもしれません。

次はラジャス。

これは激質ですね。

激しい性質です。

例えば、辛すぎるもの、しょっぱすぎるもの、刺激の強いものなど。

こうした食べ物は、ラジャスを強めるといわれています。

感情が激しく高ぶったり、怒りっぽくなったり、気持ちのアップダウンが大きくなったりする。

タマスはどよーんと沈んでいく感じ。

ラジャスは、ぐーっと上がるけれども、激しくなりすぎる感じですね。

そして、サットヴァ。

純質と訳されます。

純粋で澄んだ性質です。

サットヴァに富んだ食べ物としては、新鮮な食材や、愛情を込めて調理された食事などが挙げられます。

例えば、炊きたてのご飯。

作りたてのお味噌汁。

新鮮な野菜。

ヨガの伝統では、非加熱のハチミツなどもサットヴァに富んだ食べ物として扱われることがあります。

こうした食事をいただいて、体が軽くなり、心が晴れやかになる。

頭もすっきりして、気持ちが澄んでくる。

そういう状態を観察してみると、サットヴァというものが理解しやすくなるんじゃないかと思います。

僕たちの日常でいえば、炊きたてのご飯と、作りたてのお味噌汁、新鮮な野菜。

人によっては、そこに新鮮なお魚が加わってもいいでしょう。

自分にとって心地よく、元気になり、よいことがしたくなる食事。

そんな食事を、できるだけ選んでいく。

そうすると、心も体も元気になりますし、魂の望みに向かって進みやすくなると思うんですね。

食べ物は、女神様の体から生まれた――日本神話に伝わる不思議な物語

西田:

食べ物への感謝について、もう一つ興味深いお話があります。

日本神話に、大宜都比売神(オオゲツヒメ)という女神様がいらっしゃいます。

『古事記』に出てくる食物の女神様ですね。

この女神様が、須佐之男命(スサノオノミコト)に食べ物を差し上げようとするんです。

ところが、口や体から食べ物を取り出す姿を見て、スサノオノミコトが怒ってしまった。

そして、女神様を殺してしまうんですね。

すると、その女神様の体から、稲や粟、小豆、麦、大豆などが生まれたと伝えられています。

僕はこの神話を初めて知ったとき、衝撃を受けました。

「ああ、女神様のお体を、私たちはいただいているのか」

「オオゲツヒメ様、ありがとうございます」

そんな気持ちになったんです。

実は、女神様や神聖な存在の体から穀物や食べ物が生まれるという神話は、日本だけにあるわけではないんですね。

インドネシアや北米の先住民の伝統などにも、よく似た物語があるんです。

遠く離れた地域で、人間に先立つ神聖な存在の命から、食べ物が生まれてきたという神話が語り継がれている。

これは、とても深い意味があるんじゃないかなと思うんですね。

だからこそ、

「食べ物のお命さん、ありがとうございます」

「私のお命さん、ありがとうございます」

そんな気持ちで食事をいただく。

そして、いただいた生命力を、自分にとってよいことに使っていく。

自分の人生がよくなること。

周りの人の人生がよくなること。

植物さんや動物さんたちも喜んでくれるようなこと。

そんなことに、いただいたエネルギーを使わせていただく。

これが、食への感謝を日々の生き方に表していくことになるんじゃないかと思います。

毎日の食事を「直会」にする――食前の祈り

西田:

日本には、神様にお供えしたものを、人間もいただく「神人共食」という考え方があります。

そして、神事の後に神様へのお供え物をいただく「直会(なおらい)」という伝統がありますね。

僕は、毎日の食事も、この直会のようにできたら素晴らしいなと思っているんです。

食事の前に、神様に感謝して、お祈りを捧げる。

そして、その食事をいただく。

僕自身は、家で食べるときも、外食するときも、ほぼ必ず食前にお祈りをしています。

ヨガを実践していますので、よく唱えているのが「ガヤトリーマントラ」です。

太陽に象徴される神聖な光を讃え、その光が私たちの知性を照らし、正しい方向へ導いてくださるように祈るマントラなんですね。

食事の前に、この祈りを捧げる。

そして、いただいた命を、よいことのために使わせていただく。

毎日の食事が、そのまま神様とのつながりを深める機会になっていくと思うんです。


「私、以前はラジャスな食べ物が大好きだったんです」――田宮陽子の食生活の変化

田宮陽子:

西田さん、ありがとうございました。

私は今日、自分が実際にやっていることを、ありのままにお伝えしようと思います。

私も病気を経験して、食生活をずいぶん変えたんですよね。

今、西田さんの三つのグナのお話を聞いていて思ったんですけれども……。

私、以前はラジャスな食べ物が好きだったんです。

西田:

ラジャスの食べ物。

田宮:

そう。刺激が強いもの。

私、出版社に勤めていた頃は、夜中まで文章を書いたり、編集の仕事をしたりしていたんですよね。

それで、家に帰ってくると、まず作るのが辛ラーメン。

ご存じですか? 辛いラーメン。

あの上に、豚肉とニラを炒めたものをのせて食べるんです。

それを、ほぼ毎日のように食べていました。

しかも、ちょっとドロドロした感じの韓国ドラマを見ながら(笑)。

食べるものもラジャスだし、見ているものもラジャスな感じなんですよね。

刺激のあるものが好きだったんです。

西田:

ああ、なるほど。

田宮:

不思議なんですけど、例えば玄米の食事をいただきながら、ものすごくドロドロしたドラマを見たいとは、あまり思わない気がするんですよ。

どちらかというと、ハートウォーミングなものを見たり、気持ちのいい音楽を聴いたりしたくなるかもしれませんね。

以前の私は、刺激の強い食べ物が本当に好きでした。

その頃は胃の調子もあまりよくなくて、よく胃薬を飲んでいました。

もともと胃が丈夫ではなかったみたいなんですけどね。

それから、お肉も好きでした。

ステーキを食べて、ワインを飲んで。

そうすると、必ず食後にアイスクリームが食べたくなるんです。

もう、そういうセットだったんですよね。

今思うと、体が何とかバランスを取ろうとしていたのかもしれません。

西田:

体は頑張ってバランスを取ろうとしていたんですね。

田宮:

そうそう。体は頑張っていたんですね。

病気をきっかけに変えた食生活。体重にも変化が

田宮:

その後、私は病気を経験して、ケイシーの食事療法を丁寧に教えていただきました。

それで、食べるものを大きく変えたんです。

まず、赤身のお肉ですね。

豚肉と牛肉をやめました。

鶏肉は、今もいただいています。私の場合はね。

それから白砂糖が入ったもの。

甘味が欲しいときには、ハチミツやオリゴ糖を使うようになりました。

私の場合、乳がんを経験したこともあって、乳製品も見直しました。

もともと牛乳はあまり飲まなかったんですけど、チーズとバター、それから生クリームが大好きだったんですよ。

生クリームがたっぷり入ったシュークリーム。

生クリームをたっぷり使ったケーキ。

カフェでそんなメニューを見つけると、頼まずにはいられなかったんです。

ほぼ毎日のように食べていた時期もあったと思います。

それを今は変えて、パンにつけるバターは、アーモンドやココナッツなどを使った植物性のものにしています。

上質なギーを少量いただくこともありますけれど、普段は植物性のものを選んでいます。

ヨーグルトも、豆乳ヨーグルトに変えました。

そして揚げ物。

以前は、脂っこい食べ物が大好きだったんです。

揚げ物や、豚肉の脂身のところとかね。

そういうものも見直しました。

今は、炒め物を作りたいときには、良質なごま油を少し使ったりしています。

食事は野菜中心で、ご飯は五分づき米。

パンを食べるときには、米粉やライ麦のパンを選ぶこともあります。

そんなふうに食事を変えていったら、まず体重が大きく変わりました。

以前は今より6〜10キロくらい体重が多かったんです。

それまでは、ダイエット専門のジムに通ったり、筋トレをしたり、いろいろなことを試していたんですけれども、なかなか体重が落ちなかったんですね。

ところが、食事を見直していったら、体重が減っていったんです。

そして、食べることに対する意識も変わってきました。

食べることは、自分を大切にする行為なんだな。

自分を愛することなんだな。

自分の心や体を幸せにすることなんだな。

そんなふうに思うようになりました。

「とりあえずお腹を満たす」から「自分が喜ぶものを食べる」へ

田宮:

私、以前も今も忙しいんですけれども、昔はお腹がすくと、とりあえず食べられるものを口にしていたんです。

買ってあったクッキーとか、おせんべいとか。

ポテトチップスを食べることもありました。

それから、インスタントのものや、買ってきたもの。

今よりも外食がずっと多かったですね。

とにかく早くお腹をいっぱいにしたい。

そんな気持ちもあったと思います。

目で見て、カリッと揚がっているものや、ジューッと焼けているものがおいしそうに感じられたんですね。

その頃は、新鮮な野菜や果物を食べることが、今より少なかったんです。

例えば、果物が食べたいような気分のときにも、サイダーみたいな炭酸飲料を飲んだり、アイスクリームやゼリーを食べたりしていました。

今振り返ると、本当は果物が欲しかった自分をごまかしていたようにも思います。

それが、新鮮な野菜や果物を毎日のようにいただくようになって、変わってきたんですね。

西田さんと同じように、ケイシーの『神の探求』で伝えられていることも、以前よりわかるようになってきました。

そして、もう一つ変わったことがあります。

自炊するのが楽しくなったんです。

私も西田さんも、きっと料理の腕が上がったと思うんですよ。

毎日作るから、だんだん上手になる。

段取りもよくなるし、野菜の切り方なんかも上手になっていく。

今は、楽しんで自炊をしています。

もちろん、外食もしますよ。

今日も西田さんと、鎌倉のおいしいインドカレーのお店に行ったんです。

丁寧に作られた、野菜のベジミールスをいただきました。

それから、焼きたてのサバとお味噌汁、ご飯、お漬物、野菜の副菜が出てくるような定食のお店も好きですね。

鎌倉の地元野菜をたくさん使って、丁寧にご飯を作ってくださる「YUKA GOHAN CAFE」さんも大好きです。

そういうお店に行くことが多くなりました。

何を食べるかって、自分をどう大切にするかということにも、つながっているように思うんです。

外食のとき、食べ物に手を添えて唱える言葉

田宮:

それから、私には、食事をするときに実践していることがもう一つあるんです。

西田さんと別々に外食することもありますよね。

そういうときは、お蕎麦でも、中華粥でも、麺類でも、そのとき自分が食べたいものをいただくんです。

そして、食べる前に、器に手を添えて、こんな言葉を唱えるようにしています。

「この食事が、私の魂を輝かせるものとなりますように」

これ、以前、私が編集者だったときに、ヒーリングセラピストの先生から教わったんです。

食べ物にそういう言葉をかけると、自分の体に合ったものになっていくという考え方ですね。

言霊の力によって、食べ物の波動が自分に合ったものになっていくと、その先生はおっしゃっていました。

私はそれを教わってから、外食するときなどにも実践しています。

西田さんが食前に唱えているガヤトリーマントラも、自分にとってよい食事となりますように、という意味があるんですか?

西田:

ガヤトリーマントラは、すべての世界を満たしている神聖な光に感謝して、その光に瞑想し、お祈りを捧げるマントラなんですね。

そして、その神聖な輝きが私たちの心や知性を照らし、正しい方向へ導いてくださいますように、と祈るんです。

ですから、田宮さんがおっしゃった要素ともつながっていますね。

太陽に象徴される霊的な光に感謝する、素晴らしいマントラです。

田宮:

それもいいですねえ。

私は自分の言葉で、

「この食べ物が、私の命を輝かせるものとなりますように」

と唱えています。

食事法を大切にしながら、出されたものにも感謝する

田宮:

例えば、ケイシーの食事療法では、控えたほうがいいと教えられているものもありますよね。

私の場合は、豚肉などを普段は控えています。

でも、人のお家に遊びに行って、

「野菜スープを作ったのよ」

と出してくださったスープに、ベーコンが入っていることだってあるわけです。

そういうとき、もちろん親しい相手なら、

「実は今、こういうものを控えているんです」

とお伝えすることもできると思います。

でも、私の場合は、出していただいたものに感謝していただくこともあるんですね。

そのときには心の中で、

「この食べ物が、私の命を輝かせるものとなりますように」

と唱えています。

「こんなの食べちゃっていいのかな」

「普段は控えているけど、どうしよう」

と心配しながら食べるのと、感謝していただくのとでは、自分の心や体の状態も違ってくるように感じるんです。

もちろん、食事療法の基本は大切にしています。

そのうえで、日々の生活の中で応用しながら、出していただいたものには感謝する。

私は、そんなふうにしています。

そして、今は以前より体調もよく、何となく清々しい感じがするんですよね。

西田さんがお話ししていた、

「食べた後に、よいことがしたくなる食事」

という言葉。

あれ、私も本当にそうだなあと思ったんです。

食べた後に、家の中を片づけたくなったり、きれいにしたくなったり。

何か神様に喜ばれるような奉仕がしたいなあと思ったり。

そういう気持ちになる食事って、いい食事なんだと思います。

私も以前は、気分のアップダウンが結構激しかったんです。

気分がバーッと上がるときもあれば、落ち込むときはものすごく落ち込む。

でも、食事を変えてから、その波が以前より穏やかになってきたように感じています。

完全になくなったわけではありませんけれどもね。

食事って、心にも大きく影響するんだなと思います。

体の回復を助けてもらったり、心の状態が変わったり。

そして、自分の魂の目的に向けて、探求していく力もいただいている。

食事って本当に大事だなあと、今は思っています。

どんな食べ物も、命をいただいている。そのうえで自分に合うものを選ぶ

西田:

田宮さん、ありがとうございます。

いろいろな角度から食事について考えることができて、食事って本当に深いし、楽しいなと思います。

それでね、僕は大切なことがあると思っているんです。

ラジャスの食事も、タマスの食事も、全部、命をいただいていることには変わりないんですよね。

どんな食べ物も、全部ありがたいんです。

そのうえで、自分にとって何が合うのかを考えてみる。

例えば、感情のアップダウンが激しいと感じているときには、ラジャスの性質が強くなっているのかもしれません。

そうだとしたら、サットヴァに富んだ食事を増やしてみる。

何となく体が重たい。

眠くて、家の中が散らかっていても片づける気力が出ない。

そんなときには、タマスの性質が強くなっている可能性もあるわけです。

それなら、食事を見直してみる。

すると、あら不思議。

いつの間にか気持ちが変わって、元気が出てくることもあるかもしれません。

自分が落ち込んでいるときや、イライラしているときに、何もかも自分の性格や心の問題だと考える必要はないんですよね。

食事の影響を受けている可能性もある。

だったら、自分を責めるよりも、食事を見直してみる。

それも一つの方法ではないでしょうか。

毎日、食事をするたびに、自分を元気にする機会がある。

これって、ありがたいことですよね。


ケイシー流サラダと「開運ヨーグルト」を、一緒に作って食べる

田宮:

ここで、食のイベントについてもご案内させてください。

10月25日に、私たちが大好きな鎌倉の「YUKA GOHAN CAFE」さんで、食について学び合う会を開催するんです。

今回、目玉企画があるんですよ。

一つは、皆さんと一緒にケイシー流のサラダを作ること。

西田さん、毎日食べていますものね。

西田:

そうなんです。

ケイシーがおすすめしているサラダを、僕はほとんど毎日食べています。

どういう野菜を使って、どんなふうに作っているのか。

そして、どんな味付けにしているのか。

実際に皆さんと一緒に作ってみたいと思っています。

田宮:

特製ドレッシング、と言ったらいいのかしら。

ちょっとおしゃれに言うと(笑)。

西田:

そうですね(笑)。

味付けそのものはシンプルなんですけど、おいしくいただくためのコツがあるんですよ。

使う調味料や、トッピングの工夫ですね。

そんなことも皆さんと一緒にやってみたいと思います。

田宮:

例えば、鎌倉には絶品のシラスがあるんですよね。

本当にふわっふわで、おいしいんです。

それが手に入ったら、サラダにたっぷりかけていただくと、とてもおいしいんですよ。

西田:

そうなんです。

シラスは僕が持っていく予定です。

田宮:

それからもう一つ、私が普段よく食べている、豆乳ヨーグルトのデザートがあります。

「開運ヨーグルト」っていう名前をつけたんですけれどもね。

豆乳ヨーグルトって、そのままだと独特の風味がありますよね。

それを、ココナッツパウダーとドライフルーツを使って、もっちりしたギリシャヨーグルト風にするんです。

その上に、ブルーベリーや季節の果物をのせます。

ブドウなんかもいいですね。

そして、お好みで生ハチミツを、だらーっとかける。

これが、めっちゃおいしいんですよ!

作り方をご紹介しながら、皆さんと一緒においしいデザートをいただきたいと思っています。

西田:

本当においしいですからね。

僕も大好きです。

田宮:

私、以前は夏になると、どうしてもアイスクリームが食べたくなったんです。

でも、この開運ヨーグルトを作るようになってからは、これで満足できるようになったんですよ。

おいしいものを食べるのって、うれしいですよね。

しかも、みんなで食べると、もっと楽しい!

西田:

そうですね。

おいしくて、体にも心にもよいものをいただけたら、本当にありがたいと思います。


食べることから、魂が喜ぶ人生を始める

今回の対話で、お二人が語った食への思い。

そこには、毎日の食事を通して、心と体を健やかにし、自分の命を大切にしながら生きていくという共通のテーマがありました。

ケイシー流の食事法を実践し、疲れにくくなり、心が安定し、祈りや瞑想が深まっていったと語る西田普。

病気をきっかけに食生活を変え、料理をすることが楽しくなり、食べることを「自分を愛する行為」と感じるようになった田宮陽子。

そして、二人の体験をつなぐのが、ヨガの師匠から教わった、

「食べた後に、よいことがしたくなる食事」

という言葉です。

私たちは、毎日の食事から生命力をいただいています。

その生命力を使って、どんな人生を生きていくのでしょうか。

大切な人を愛する。

自分の才能を生かす。

誰かの幸せに役立つ。

魂が本当に望むことを実践する。

そして、自分の霊的理想を生きていく。

食べることには、そんな豊かな可能性があります。

今日の食事を、感謝して、おいしくいただく。

そして、いただいた元気を、今日できる素晴らしいことに使っていく。

そんな日々の積み重ねが、健康を育み、心を豊かにし、人生をより深く、広いものへと導いてくれるのかもしれません。


【ご案内】10月25日、鎌倉で食と健康・開運の体験講座を開催します!

【体験型の食と健康・開運講座】

食べることから、人生が変わる!

〜ケイシーとヨガの智慧を学び、心・体・魂が喜ぶ食事を体験する鎌倉の一日〜

西田普・田宮陽子と一緒に、ケイシー流サラダや開運ヨーグルトを作り、おいしくいただきながら、食と健康、食と霊性について学ぶ一日です。

鎌倉のおいしいランチを囲んで、交流も楽しみましょう。

  • 日時:2026年10月25日(日)11:00〜15:30
  • 会場:YUKA GOHAN CAFE(神奈川県鎌倉市材木座)
  • 現地参加費:11,800円(税込・ランチ代別途)
  • ケイシー関連講座の過去受講者特別優待:9,800円(税込・ランチ代別途)
  • 午後の講座はオンライン参加も可能です。

詳細・お申し込みはこちら

イベントペイ

※本記事は、西田普・田宮陽子によるYouTubeライブ「この10月こそ意識したい『食と健康、食と霊性』」の内容をもとに、読みやすく編集したものです。食生活や心身の変化については、お二人の体験と、ケイシー療法・ヨガの伝統的な教えを紹介しています。

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